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WindowsでWebObjects運用(その3)


インストール時の注意点

インストールの順番について
WebObjectsをインストールする前に,IISとJavaをインストールしておきます。
これは,WebObjectsのインストーラがIISとJavaのディレクトリ構成から環境変数の設定を行うためです。
但し,インストーラが設定するJavaのパスは正しくないことがあります(後述)。

WebObjectsのインストールパス
インストーラCDからWebObjects5.2をインストールするとき,パラメータをデフォルトでインストールすると,「C:\Apple」というディレクトリが作られ,その下にWebObjectsが一式インストールされます。
同時にシステム環境変数に「NEXT_ROOT」というエントリが作られ,その値として「C:\Apple」が登録されて,このディレクトリがWebObjects環境のトップディレクトリとして認識されます。

WebObjectsのアップデートについて
WebObjects5.2からアップデートするとき,アップデータを実行する前に起動しているWebアプリとWebObjectsデーモン(wotaskd)を停止しておくのが安全です。
WebObjectsデーモンを停止する手順として,「スタート」メニュー→「管理ツール」→「サービス」を開き,「Apple WebObjects Task Daemon 5」を選んで「サービスの停止」で停止させます。
「Apple WebObjects Monitor 5」も起動していれば停止しておきましょう。
WebObjectsデーモンを停止せずにアップデートした場合,アップデートが途中で止まって使用中のファイルの上書きを警告するダイアログが表示されます。このときはデフォルトボタンの「Ignore」(無視)ではなく,左端の「Reboot」(再起動時に置き換える)を選んで先に進みます。

WindowsにWebObjectsをインストールし,これをアップデートしたあとで,アップデートしたバージョン番号を確認するには以下のようにします。

現在のバージョンを確認する。
現在インストールされているバージョンは,「プログラムの追加と削除」を開いて「現在インストールされているプログラムの一覧」の「WebObjects」の行で確認できます。

アップデートの履歴を確認する。
アップデータを実行すると,レジストリキー「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Apple」の下に,これまでに実行されたアップデータのバージョン番号がキー名としてすべて残っています。
そのため,このキー名をレジストリエディタで確認することにより,アップデートの履歴を知ることができます。

レジストリエディタの使い方:(higaitaisaku.comより)
インストール済みのWebObjectsのバージョンを確認する方法

OSの環境変数に設定されるJavaのパスについて
インストーラがOSの環境変数に設定したパスは正しくない場合があり,インストール後に見直す必要があります。
Java SDK(JDK)1.4.2をインストールしたとき,Javaの実行環境(JRE)として,「C:\ProgramFiles\Javaの下に単体版JRE」「JavaSDK(JDK)に含まれるJRE」と2つのJREがインストールされますが,WebObjectsは後者のJavaSDK(JDK)に含まれるJREでないと稼動できません。ところがインストーラがOSの環境変数に設定するJavaのパスは前者の単体版JREのほうを指している場合があります。この場合はJDKに含まれるJREを指すようパスを設定し直す必要があります。
このパスを設定し直すには,「システムのプロパティ」→「詳細設定」→「環境変数」を開き,
「WEBOBJECTS_JAVA_EXTENTIONS」
「WEBOBJECTS_JAVA_HOME」
「Path」
に設定されたパスについて,JREまでのパスを「単体版JRE」までのパスから「JDK内のJRE」までのパスに書き換えます。
また,Pathのなるべく前(%SystemRoot%で始まるエントリ群の直後)に「JDKまでのパス\jre\bin;」を(なければ)追加します。
また,WebObjectsをアップデートするたびに,Pathの後ろに%NEXT_ROOT%で始まるエントリが追加されていますが,すべてのアップデートが終了した後で重複するエントリはすべて削除します。

JDBCアダプタのインストール先について
Webアプリとデータベースを接続するJDBCアダプタは,以下の場所に配置すると使用できます。
「NEXT_ROOT\Local\Library\WebObjects\Extensions」
(「NEXT_ROOT」は上で説明したとおり,システム環境変数に設定されたWebObjects環境の最上位ディレクトリパスです。デフォルトインストールでは「C:\Apple」で登録されます。)

インストール後の動作チェック
インストールが完了したら,WebObjects運用版が稼動しているか確認します。
Webブラウザを開いて次のURLを入力してみてください。
http://localhost:1085/
「Wotaskd for WebObjects 5.2」というタイトルのWebObjects環境変数一覧ページが表示されればwotaskdデーモンが稼動しています。
次に以下のURLを入力してみてください。
http://localhost:56789/scripts/WebObjects.exe/JavaMonitor.woa
Monitorページが表示されればJavaMonitorが稼動しています。

もしもこれらのページがうまく表示されなかった場合,「スタート」メニュー→「管理ツール」→「サービス」を開いて「Apple WebObjects Task Daemon 5」及び「Apple WebObjects Monitor 5」のプロパティを開き,それぞれについて以下を確認してみてください。
・「スタートアップの種類」が「自動」になっているか。
・「サービスの状態」が「開始」になっているか。

その他
WebObjects 5 インストール時の注意事項
WebObjects 5.2 WindowsでPATH環境変数を修正する方法

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